2024年10月、私はザ・リッツ・カールトン・オアフ・タートルベイ(The Ritz-Carlton O’ahu, Turtle Bay)に2泊しました。
同じ部屋を現金で予約すれば41万円近くかかる高級リゾートです。しかし実際に支払ったのはポイントと現金合わせて約2万円。その差の大部分を担ったのは、マリオットボンボイポイントと、「ポイントセーバー」と呼ばれる、あまり知られていない割引制度でした。
ワイキキのリッツカールトンとは立地も雰囲気も全く異なるこのホテルは、「ハワイに何度も行っているけれど、ワイキキやコオリナとは違う体験がしたい」という方に、特に強くおすすめできる場所です。今回はその体験と、賢く宿泊するための情報をまとめます。
このホテルに注目したきっかけ
オアフ島ノースショアの大型リゾート「タートルベイリゾート」が、リッツカールトンにリブランドするというニュースを聞いたのは2024年5月頃のことでした。
以前からノースショアの大自然の中に佇むこのリゾートには興味を持っていましたが、リッツカールトンに代わる以前でも、宿泊料金がなかなか高く、手が出せずにいました。
ただ、このホテルがマリオット系列になるということは、マリオットボンボイポイントで宿泊できるようになるということです。そのため私たち夫婦は、2024年10月のハワイ旅行に組み込みたい気持ちが日増しに高まり、マリオット公式サイトへの掲載を心待ちにしていました。
そして2024年7月末、「ザ・リッツ・カールトン オアフ タートルベイ」の予約がついに開始されました。それからは最適な(少ない)ポイントで予約できるよう、数日毎にサイトをチェックするようになりました。
ポイント予約の経緯|52,800ポイントの節約に至るまで
宿泊したのは2024年10月16日(水)から18日(金)までの2泊3日。部屋は「リゾート ラナイ付き、客室、1キング、ソファベッド、低層階」。
最初に予約したのは2024年8月中旬でした。その時点では、マリオットボンボイポイントが224,000ポイント必要でした。
予約した後も、数日ごとに公式サイトで必要ポイント数を確認し続けたところ、徐々に下がっていきます。9月上旬には212,000ポイントまで下降。そして9月13日、一気に状況が変わりました。
「ポイントセーバー(PointSavers)」が適用され、必要ポイントが171,200ポイントまで下がったのです。
最初の予約から52,800ポイントの削減。すぐにキャンセルして取り直し、この価格で確定しました。

ポイントセーバー(PointSavers)とは
マリオットボンボイのポイントセーバーとは、通常より10%〜最大20%も少ないポイントで宿泊できる割引制度です。混雑期を外した時期や特定のホテルで突然適用され、予告はなく、いつ終わるかもわかりません。今回の場合は、20%以上の割引となっていますが、これは、マリオットボンボイで予約を開始したばかりだったので、一時的に、変動幅が大きくなったのかもしれません。
ポイントセーバーで予約をしたい場合には、公式サイトの予約画面で、通常のポイント数とは別に割引価格が表示されているかどうかを定期的に確認するしかありません。
面倒ではありますが、今回のように数万ポイント単位で節約できる場合があります。予約後も「確認して終わり」にせず、定期的にチェックを続けることを強くおすすめします。
どれだけお得に泊まれたか|2026年現在で再確認
同じ条件(2026年10月14日水曜から16日金曜、同じ部屋)で、2026年4月に公式サイトを確認したところ、次の結果でした。
- 対象の部屋:リゾート ラナイ付き、客室、1キング、ソファベッド、低層階
- 現金で予約する場合の費用:2,564ドル(約41万円)
私が宿泊した2年後との比較となってしまいますが、2026年の「同じ時期」かつ「水曜日から金曜日」で2泊した場合の料金は41万円。私はこれに対して、2024年の同時期(水曜日から金曜日)に、「171,200マリオットボンボイポイント + 約2万円」で2泊することができました。
ちなみに2026年の同時期(水曜日から金曜日)にポイントで予約する場合、「276,000ポイント+約123ドル(リゾート料金・税金・手数料込み)」が必要になります。
今でも、276,000ポイントを使えば、41万円近いホテルに現金負担約2万円で泊まれる計算です。さらに予約サイトを頻繁に確認することで、より少ないポイント数で予約できるタイミングが出てくる可能性は高いと思います。
ここで1つ、ワイキキのリッツカールトンと異なる、重要な点があります。タートルベイにはリゾートフィーが発生します。 私が2024年に宿泊した際も、リゾート税(リゾート料金+税)として約123ドル(約2万円)を支払いました。
プラスの約2万円は、リゾートフィーになります。ポイントを利用した宿泊であっても、この支払いは避けられません。ただ、この2万円を支払っても、現金で宿泊する場合との差は圧倒的です。
到着してまず感じたこと|ロビーの開放感

ホテルに到着してまず驚かされるのは、ロビーの開放感です。リブランドに伴う改装で、かつて壁だった部分が大きな窓に置き換えられており、エントランスを入った瞬間から海・空・光が視界いっぱいに広がります。ラグジュアリーリゾートホテル感に溢れています。
エントランス右手にフロント、左手にはプール、海は両側に広がるといったレイアウトで、チェックイン中もオーシャンビューの景色を楽しめます。ロビー中央にはファイヤーピットがあり、天井からも自然光が差し込む、非常に落ち着いた空間になっています。

オアフ島のホテルロビーにおいて、大自然との調和とラグジュアリーな質感をこれほど高い次元で両立させている場所は、ここが随一かもしれません。リッツカールトン・タートルベイならではの、圧倒的な開放感に満ちたリゾート空間です。
お部屋を確認
ホテルからのプレゼント

チェックイン後、部屋に入るとホテルからのプレゼントが用意されていました。マカロンやチョコレートが美しくデコレーションされたプレートとハート形に並べられたレイ。滞在の始まりにふさわしい歓迎でした。
室内とラナイ

リッツ・カールトン・タートルベイの客室に足を踏み入れると、まず目を引くのがリゾートらしいダイナミックなウォールペイントです。モダンでありながら、ハワイの伝統や自然を感じさせるアートが室内のアクセントになっています。
2022年の全面改装を経て、2024年にリブランドされたばかりの洗練されたインテリアが、ノースショアの波音とともに贅沢なひとときを演出してくれます。

ラナイは、広々としてゆとりのある設計です。左右に豪華なソファが配置されており、波音を感じながら心ゆくまでリラックスできる贅沢な空間です。
ラナイから眺めるタートルベイの景色です。打ち寄せる波の音を聞きながら、海や山をぼーっと眺めているだけで、時間が経つのを忘れてしまいます。

自然の中に溶け込んでいるような静かな時間ですが、ふとした瞬間にプールから聞こえてくる楽しげな声が聞こえてくると、ここがリゾートホテルであることを思い出させてくれます。
大自然の穏やかさと、リゾートらしい活気。その両方を感じられるのが、このホテルの一番の魅力だと感じます。
バスルーム

洗面台がクローゼットとバスルームに分かれて置かれているダブルボウル仕様です。使い勝手は申し分ないのですが、リノベーションで後から付け足したような違和感が少し気になります。

また、トイレやバス周りもリノベーション前から据え置きのようで、バスタブのない旧式の設備には「リッツカールトン」としての期待値とのギャップを感じてしまいました。
これらは元々の建物の構造による制約かと思いますが、少々惜しいポイントです。
リゾートを満喫|3日間の過ごし方
プールを楽しむ

メインホテル棟の前には3種類のプールがあります。インフィニティプールとジャグジーを備えた大人専用プール、子供向けのスライダー付きキッズプール、そして広々としたファミリープール。プールデッキにはカバナも並んでいます。

チェックイン後の午後は、プールサイドのリクライニングチェアでのんびり過ごしました。プールサイドバー「Sunset」でドリンクを注文し、波の音を聞きながら過ごす時間は、ワイキキとは別次元のリラックス感があります。

2日目の昼食も「Sunset」でオーダーし、プールサイドのチェアでいただきました。注文したのはDouble Smash Burger(和牛パティ2枚、マウイオニオン、グーダチーズ)とNorth Shore Taro Burger(タロイモパティのローカル野菜バーガー)、そしてノンアルコールのピニャコラーダ モクテル。
リッツだけに、これだけでも95ドル(1.5万円、チップ込み)となかなかのお値段でしたが、ノースショアらしい地の食材を使ったメニューで、満足度は高かったです。
ビーチで過ごす

ホテルの目の前には、緩やかな湾になっていてシュノーケリングも楽しめるビーチがあります。ワイキキのビーチとは異なり、人も少なく、波も比較的穏やかでシュノーケリングも楽しめます。
私たちは、毎回シュノーケルセットを日本から持参していますので、このビーチ様々な魚を見ることが出来ました。ビーチパラソルの下でゆっくりと過ごす時間は、ここが”ハワイ”であることを忘れてしまうほどの非日常感がありました。

タートルベイという名の通り、シュノーケリングをすれば、高い確率でホヌ(アオウミガメ)と出会えることができます。ビーチ沿いを散歩しているだけでも、写真のようにホヌが顔を出してくれました。

タートルビーチではないホテルの反対側では、サーフィン体験のアクティビティが行われていました。ノースショアらしい大きな波と夕焼けが重なる景色は、ワイキキでは絶対に見られない風景です。
Beach House by Roy Yamaguchi でのディナー

1日目の夕食は、穏やかで美しいビーチに面したオーシャンフロントレストラン「Beach House by Roy Yamaguchi」を事前に予約していました。ロイ・ヤマグチ氏が手がけるハワイアン・フュージョンの名店で、ハワイ各地に展開しているブランドです。

注文したのは、マカデミアナッツとリリコイバターソースで仕上げたSeared Ahi、カベルネを使ったBeef Short Ribs、そしてカクテルのシグネチャーのInfused MartiniとLava Flowなど。
シーフードもステーキも、リゾートレストランとしては非常にレベルが高く、満足度は期待以上でした。二人でカクテルを1杯ずつ、料理を4品程度で200ドル弱(約3万円、チップ含む)でしたが、ビーチサイドで少しカジュアルな雰囲気もあるからか、リッツカールトン&ロイヤマグチ監修のレストランとしては、良心的な価格設定なのかと感じています。
最終日
最終日は午後1時までのレイトチェックアウトを利用できたので、午前中はホテル周辺の海辺を散策しました。
ホテルの目の前なのに驚くほど人がおらず、大自然を独り占めしているような、不思議で贅沢な時間を過ごせました。

ホテルに戻るとテーブル・シャッフルボードが空いていたので、挑戦してみることに。
ルールは手探りでしたが、「陸上のカーリング」とも呼ばれるこの遊びにすっかり夢中になりました。こうした遊び心のある設備も、このリゾートの大きな魅力ですね。

正直に書くデメリット
建物の古さは改装でカバーしきれていない部分がある
タートルベイリゾートは1972年開業と歴史あるホテルです。2021年の大規模改装やリッツカールトンへのリブランドに際にも改装が行われましたが、すでに半世紀を経た建物の構造的な制約をどうしても受けてしまうようです。
バスルーム内の配置やラナイの壁(ブロック塀を白く塗った仕上げ)など、所々に歴史を感じてしまう部分も残っています。ロビーや共用部の豪華さに比べると、客室のハード面に期待しすぎると、少し違和感を覚えるかもしれません。
空港からのアクセスが遠く、レンタカーが必要
リッツ・カールトン・タートルベイは、ホノルル空港から車で1時間前後はかかるため、レンタカーでの移動がおすすめです。
ホテル内だけで過ごすのであれば空港からのシャトルバス等でも十分ですが、周辺には魅力的なスポットが数多くあります。車で5分ほどの場所には、パパイヤやマンゴーが絶品な「カフクファーム」やガーリックシュリンプの屋台も点在しています。さらに数十分走れば、ハレイワの町やポリネシアン文化センターへも足を延ばせます。
冬には大迫力の波が押し寄せるサンセットビーチやワイメア湾、いつ行ってもホヌが甲羅干しをしているラニアケアビーチなども楽しめるため、アクティブに動くならぜひレンタカーを検討してみてください。
ホテル周辺にはコンビニも飲食店もほとんどなく、ホテルの外に出かけるにはレンタカーが必須です。ワイキキのように、徒歩圏内で何でも揃う便利さとは対極にある場所だと理解した上で訪れる必要があります。
私たちの場合
実際私たちも、ホテル内で過ごすだけでなく、2日目の午後はワイメア渓谷へ散策に出かけ、夕食はハレイワの人気店「ハレイワ・ジョーズ」へ。ノースショアに沈む美しい夕陽を眺めながら、贅沢なディナータイムを過ごしました。
また、3日目のチェックアウト後は、名物のガーリックシュリンプでランチ。その後「カフク・ファーム」に立ち寄り、パパイヤスイーツやスムージーを堪能しながら、次の宿泊先であるワイキキのホテルへと向かいました。
日本語スタッフは期待できない
滞在中、フロントをはじめホテル内で日本語を話せるスタッフに出会うことはありませんでした。英語でのコミュニケーションに不安がある方は、その点を事前に考慮してください。ワイキキのリッツカールトンとは対照的な点ですね。
まとめ|このホテルを狙うべき人
ザ・リッツ・カールトン・オアフ・タートルベイは、「ワイキキとは違うハワイの顔を体験したい」という方に向いたホテルです。特に以下の方にとっては、ポイントを使ってでも訪れる価値があると感じます。
- ゴルフや乗馬など、自然の中でのアクティビティを楽しみたい方
- レンタカー運転に不安のない方
- ワイキキの喧騒から離れ、本格的なリゾート滞在をしたい方
- 英語環境に飛び込んでみたい方
- バンガロー宿泊に興味がある方
ポイントセーバーを活用すれば、必要ポイント数はさらに圧縮できます。マリオット公式サイトをこまめにチェックする手間はかかりますが、今回のように当初予約から52,800ポイントの節約につながることもあります。予約後に満足せず、引き続きポイント変動を確認し続けることが、賢いポイント宿泊の基本です。
ワイキキのリッツカールトンとセットでオアフ旅行を組み立てるのも、非常に満足度の高いプランになるはずです。
【マリオットアメックス 紹介】
※本記事の料金・必要ポイント数は2026年4月時点の情報をもとに記載しています。変動する場合がありますので、予約時は必ずマリオット公式サイトでご確認ください。





















ハワイ滞在中は、常にレンタカーを借りるようにしています。ホテルの駐車場代はかなりかさみますが、限られた旅行時間の中で「好きな時に好きな場所へ行ける自由」は、私たち夫婦にとって何より重要だからです。
(飛行機やホテルをお得に手配できている分、滞在中の移動手段にはお金をかけてもいい、と割り切って考えています。)