ヒルトン・オナーズポイントは、ANAやJALをはじめ約25の航空会社のマイルに交換できます。しかし結論から言えば、ヒルトンポイントをマイルに交換するのは大きな損です。
私はマリオットアメックスとヒルトンアメックスプレミアムの両方を長年保有しており、両方のポイントを使い分けてきました。マリオットポイントはANAマイルへの交換効率が高く積極的に活用していますが、ヒルトンポイントについては一度もマイル交換をしていません。その理由をこの記事で詳しく説明します。
ヒルトンポイント→ANAマイルの交換レートは「10%」
まず事実を確認します。ヒルトン・オナーズポイントからANAマイルへの交換レートは10,000ポイント→1,000マイル、つまり10%です。
| ポイントプログラム | ANAマイル交換レート | 10,000P交換時の獲得マイル | 効率 |
|---|---|---|---|
| ヒルトン・オナーズ | 10,000P→1,000マイル | 1,000マイル | 10% |
| マリオット・ボンヴォイ(通常) | 3P→1マイル | 約3,333マイル | 33% |
| マリオット・ボンヴォイ(60,000Pまとめ交換) | 3P→1.25マイル | 約4,167マイル | 42% |
同じ10,000ポイントを使っても、ヒルトンポイントからは1,000マイルしか得られないのに対し、マリオットポイントからは3,333〜4,167マイルが得られます。マリオットと比べると3〜4分の1の効率しかありません。
❌ ヒルトンポイントのマイル交換が損な理由
ヒルトンアメックスプレミアムで年間200万円を決済すると、日常利用(100円→3P)で60,000ポイントが貯まります。これをANAマイルに交換するとわずか6,000マイル。対して同じポイント数をマリオットアメックスで貯めてANAマイルに交換すると25,000マイルになります。同じ200万円の決済で4倍以上の差が生まれます。
ヒルトンポイントはなぜマイル交換が悪いのか
ヒルトン・オナーズポイントは、そもそもホテルの無料宿泊に使うことを前提に設計されたポイントプログラムです。マリオットボンヴォイのようにマイル交換を「第二の使い道」として重視した設計にはなっていません。
ヒルトンポイントの1ポイントあたりの価値を使い方別に比較すると、その差は歴然です。
| 使い方 | 1ポイントの価値 | 評価 |
|---|---|---|
| 高級ホテルへのポイント宿泊(コンラッド・ウォルドーフ等) | 1〜2円 | ◎ 最高 |
| 中級ホテルへのポイント宿泊 | 0.5〜1円 | ○ 良い |
| ANAマイルへの交換(1マイル≒2円換算) | 約0.2円 | ✗ 非推奨 |
| その他(Amazonなど)への交換 | 約0.1〜0.2円 | ✗ 非推奨 |
高級ホテルへのポイント宿泊で1ポイント≒1〜2円の価値になるのに対し、ANAマイルに交換すると約0.2円まで価値が下がります。マイル交換は最大で宿泊利用の10分の1以下の効率です。
では、ヒルトンポイントはどう使うべきか
答えは「高級ホテルへのポイント宿泊」一択
ヒルトンポイントの価値を最大化する方法は、できるだけ現金価格が高い高級ホテルへのポイント宿泊に使うことです。使うホテルの単価が高ければ高いほど、1ポイントあたりの価値は上がります。
🏨 ハワイのヒルトン系列ホテル:ポイント宿泊の目安
| ホテル | 必要ポイント目安 | 現金価格目安 | 1Pの価値 |
|---|---|---|---|
| グランドワイレア・ウォルドーフ・アストリア(マウイ) | 110,000〜200,000P | 15〜25万円 | 約1.3〜1.4円 |
| カライワイキキ・LXRホテルズ(オアフ) | 100,000〜130,000P | 10〜15万円 | 約1.5〜2円 |
| ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(オアフ) | 50,000〜90,000P | 4〜8万円 | 約0.7〜1円 |
※ポイント数・価格はシーズン・客室タイプにより変動します。参考値としてご確認ください。
私が2023年にグランドワイレア(マウイ島)、2024〜2025年にカライワイキキ・LXR(オアフ島)に宿泊した際は、ヒルトンアメックスプレミアムの無料宿泊特典を活用しました。現金価格で1泊15〜25万円相当を無料で押さえることができ、1ポイントあたり1.5〜2円以上の価値を引き出せました。
ポイント宿泊と無料宿泊特典の使い分け
ヒルトンアメックスプレミアムを保有していると、ポイント宿泊と無料宿泊特典の2つの選択肢があります。どちらを使うべきかを整理します。
| 比較項目 | ポイント宿泊 | 無料宿泊特典(ウィークエンド) |
|---|---|---|
| 利用できる曜日 | 365日いつでも | 金・土・日を含む宿泊のみ |
| ポイントの消費 | 必要 | 不要(カード特典) |
| 上限ポイントの縛り | なし | なし(無上限) |
| 連泊での使用 | ○ 可能 | ✕ 1泊のみ(他の泊は別途支払い) |
| おすすめの使い方 | 平日連泊・無料宿泊が使えない日 | 週末の1泊・高額ホテルを狙う |
基本的な戦略は「無料宿泊特典を最優先で使い、ポイントはその補完として使う」です。特に現金価格の高い週末の1泊に無料宿泊特典を当てることで、年会費66,000円を大きく超える価値が生まれます。ポイントは平日や連泊の追加泊に活用するのが効率的です。
それでもマイル交換が有効な唯一のケース
原則としてヒルトンポイントのマイル交換は非推奨ですが、例外的に検討する価値があるケースがあります。
📌 マイル交換を検討できる限定的なケース
- ポイントの有効期限が迫っている場合:ヒルトンポイントの有効期限は12ヶ月アクティビティなしで失効します。宿泊予定がなく失効が避けられない場合、マイルに交換することで価値の完全消滅は防げます。
- 端数ポイントの処理:宿泊に使うには少なすぎる端数ポイントがある場合、マイルに交換して他のマイルと合算する使い方は一定の合理性があります。
- ポイント購入セールとの組み合わせ:ヒルトンは年に数回、ポイント購入時に50〜100%のボーナスが付くセールを実施します。セール時にポイントを購入してマイルに交換する場合は、通常より有利になるケースがあります。ただし為替レートや手数料も考慮して判断してください。
マリオットポイントとヒルトンポイントの正しい使い分け
私は両カードを保有しているため、ポイントの性質に応じて使い分けています。
この使い分けが、両カードを最も効率よく活用する方法だと4年以上の実体験から確信しています。
ポイント宿泊の手順
よくある質問
まとめ:ヒルトンポイントはホテルで使い切る
📋 ヒルトンポイント活用の鉄則
- ANAマイルへの交換は原則しない(10%の効率は無駄遣いに等しい)
- ポイントは高単価ホテルへのポイント宿泊に集中して使う(1P≒1〜2円の価値)
- 無料宿泊特典(週末)を最優先で高額ホテルに当て、ポイントは平日泊・連泊の補完に使う
- ANAマイルを貯めたいならマリオットアメックスを活用するのが正解
- 有効期限(12ヶ月)に注意。カードを日常使いして定期的にアクティビティを発生させる
マリオットポイントがマイル交換に向いているのと対照的に、ヒルトンポイントはホテル宿泊に特化した設計です。この違いを理解した上で両方のカードを使い分けることで、ハワイのラグジュアリーホテル宿泊をより効率的に実現できます。
ヒルトンアメックスプレミアムへの入会を検討されている方は、カードの特典詳細をまとめた記事もあわせてご覧ください。
→ ヒルトンアメックスプレミアムの特典・メリット完全ガイド
本記事の情報は2026年5月時点のものです。ポイントの交換レート・有効期限・キャンペーン内容は予告なく変更される場合があります。最新情報は必ずヒルトン・オナーズ公式サイトおよびANAマイレージクラブ公式サイトにてご確認ください。

























