前回の記事では、第5サテライトのANAラウンジで過ごすところをご紹介しました。今回は、ANAラウンジを後にして向かった、成田空港の新顔ラウンジ——ターキッシュエアラインズラウンジについてレポートします。
▶ 前の記事:【2026年5月ハワイ旅行記②】ANAラウンジ(第5サテライト)へ
ターキッシュエアラインズラウンジとは?——世界最多就航の航空会社が成田にラウンジを開設
ターキッシュエアラインズラウンジ(成田)は、2025年2月に開業したラウンジです。以前はANAスイートラウンジとして使用されていたスペースをリニューアルして開設されました。
トルコ国外では最大規模となる自社ラウンジということで、開業当初から航空ファンの間で注目を集めていました。私ヤマも、「一度は試してみたい」と気になっていたラウンジのひとつです。

ターキッシュエアラインズ——世界131の国・地域に就航するギネス認定航空会社
ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)は、2025年現在、131の国・地域に自社便を就航させています。これはコードシェア便を含まない、自社運航便のみの数字です。2024年12月には「最も多くの国に就航する航空会社」としてギネス世界記録に認定されています。
比較として、就航国数2位のカタール航空が89カ国・地域ですので、その差は40以上。いかにターキッシュエアラインズの就航ネットワークが突出しているかがわかります。ちなみに、ANAは25カ国・地域、JALは23カ国・地域への自社便就航ですので、日本の二大航空会社と比べても桁が違います。

これだけの就航網を持てる背景には、地理的な優位性があります。トルコのイスタンブールは、ヨーロッパ・中東・アフリカ・アジアのほぼ中央に位置しており、乗継地(トランジットハブ)として非常に使いやすい立地です。「なぜこんなに多くの国に飛べるのか」という疑問も、地図を見ると自然と納得できます。
ANAラウンジ(第5サテライト)から第4サテライトへの移動(17:42〜)

ANAラウンジを後にしたのは17時42分。ターキッシュエアラインズラウンジのある第4サテライトへ向かいます。両サテライト間は地下連絡通路でつながっているため、エスカレーターで地下へ下りるルートをたどります。

第5サテライトの3階から2階、1階とエスカレーターを乗り継いで下りていきます。
1階を歩いていると、窓の外にA380カイ君の姿が目に入りました。偶然目が合った(?)ような気がして、思わず足を止めて撮影します。

地下1階まで下りると、第4サテライトへと続くトンネルの入口が見えてきます。全長約300mの地下連絡通路です。
地下連絡通路——約300mのトンネル
トンネルの入口手前には、出発フライト情報と共に、わかりやすいマップも掲示されています。赤い線で地下通路のルートが示されています。サテライト間の距離感をここで把握しておくと迷ったりせず、安心して進めます。


通路内には動く歩道が整備されており、約300mの道のりも足取り軽く進めます。それでも、通り抜けるのに約4分かかりました。成田空港の規模の大きさを改めて実感します。

トンネルを抜けると第4サテライトの地下1階に到着。ここからエスカレーターでラウンジのある4階を目指します。

2階のフロアを通過する際、本日の2便で出発予定のA380ラーちゃんが駐機しているのが見えました。思わずシャッターを切ります。

ターキッシュエアラインズラウンジに到着(17:55)
17時55分、ターキッシュエアラインズラウンジの入口へ到着。ANAラウンジ(第5サテライト)を出てから13分ほどで到着です。

受付からすでにオリエンタルな雰囲気
受付に足を踏み入れた瞬間から、ANAラウンジとはまったく異なる空気感があります。トルコ・中東的なオリエンタルなデザインが随所に施されており、「特別な場所に来た」という高揚感があります。
2025年2月の開業からまだ1年余りということもあって、施設全体が綺麗で上品です。細やかな装飾のひとつひとつにおもてなしの心が感じられます。

開放感あふれる大きな窓と、ゆったりした座席配置
ラウンジ内は、大きな窓に沿って広く展開するレイアウトです。多くの席から窓外の眺めが楽しめる設計になっており、開放感は抜群。

利用者も少なく、ANAラウンジの混雑とは対照的な静けさと快適さがあります。座席間の間隔もゆったり取られており、隣を気にせずくつろげます。

窓際の一部には、ワークスペース用のカウンター席が並び、内側にはデイベッドが4席設置されています。フライト前に横になって休めるのは嬉しい設備です。

また、ラウンジマップを見ると、礼拝堂(プレイヤールーム)も設置されていることがわかります。イスラム文化圏の航空会社ならではの配慮です。

第5サテライトに駐機しているカイ君の姿も、窓からよく見えました。移動してきても、まだ視界に入ってくれるとは。

フード&ドリンクのラインナップ
フードカウンターは、トルコ料理を中心とした個性的なラインナップで構成されています。ANAラウンジとは一線を画す内容で、「異国のラウンジ」を体験している感覚が楽しいです。

コールドミール&デザート
コールドミールには、トルコ料理の定番であるフムス(ひよこ豆のペースト)やブルグールサラダ(キシール)、サンドイッチなどが並んでいます。デザートには、トルコの伝統菓子バクラヴァ(薄いパイ生地とナッツの層を重ねた甘いスイーツ)となめらかプリンが提供されています。

ホットミール&スープ
ホットミールは4種類が提供されており、スープはレンズ豆スープとトムヤムスープの2種類。レンズ豆スープはトルコの家庭料理にも欠かせない定番で、ラウンジで本格的なトルコ料理を味わえるのは貴重な体験です。


名物「ピデ」(トルコ風ピザ)
18時13分、ターキッシュエアラインズラウンジの名物として知られるピデが登場しました。ピデとはトルコ風のピザで、細長い舟形の生地にトッピングをのせて焼いた料理です。チーズピデ、ほうれん草のピデなど4種類が提供されており、焼きたてのタイミングで並びます。
このピデは、ターキッシュエアラインズのラウンジを象徴するメニューとして、世界中のラウンジファンに知られており、成田でも食べられることに感激です。

ドリンク
ドリンク類も充実しています。ソフトドリンクにはトルコチャイ(紅茶)やトルココーヒーが用意されており、ワッフルメーカーも設置されています。

アルコールは赤ワイン・ウィスキーをはじめ豊富に揃っています。スパークリングワインはイタリア北東部トレンティーノ州産のCavit Accento Brut(カヴィット アチェント・ブリュット)、白ワインはイタリア産のスクリマリオ「ガヴィ デル コムーネ ディ ガヴィ」が提供されており、ワインのセレクトにもこだわりを感じます。


約30分の滞在を終えて——総評
時間の都合上、滞在は約30分となってしまいましたが、初めてのターキッシュエアラインズラウンジは非常に印象的でした。
このラウンジの特徴を整理すると——ANAラウンジと比べて絶対的な座席数は少ないものの、利用者が少ないため快適さではANAラウンジを上回る点も多いと感じました。
多くの席で窓の眺めが楽しめ、座席間の間隔もゆったり。内装のオリエンタルな高級感はANAラウンジにはない雰囲気です。ラウンジ自体を楽しむ体験としては一段上の満足感があります。
フードもピデやバクラヴァ、フムスなどトルコ料理が中心で個性的です。世界三大料理の一つに数えられているトルコ料理を気軽に楽しめる良い機会になると思います。ANAラウンジにある「日本らしい」食事とは方向性が異なりますが、それがかえって旅気分を盛り上げてくれます。
ANAラウンジに特別なこだわりがないという方には、ターキッシュエアラインズラウンジの方が空いていて快適という場面も多いと思います。第4サテライトからの搭乗便に乗る方はもちろん、第5サテライト発の便でも、時間に余裕があるならぜひ足を延ばしてみてください。約15分あれば、地下通路を使って到着できます。
次は、シャワーを利用させていただくため、第2サテライトのANAラウンジへ向かいます。続きは次の記事でご紹介します。



















コメントを残す