成田空港での3カ所のラウンジめぐりを終え、いよいよ搭乗です。今回の旅では往路にANAビジネスクラス、復路にANAファーストクラスを利用しました。夫婦2名分の座席は、いずれも特典航空券で予約しています。
▶ 前の記事:【2026年5月ハワイ旅行記:成田空港④】ANAラウンジ(第2サテライト)— 隈研吾監修の和空間でフライト前のひととき
今回のフライト概要
搭乗機はA3802号機の「カイ君」。成田からホノルルへの飛行時間は約7時間30分です。ビジネスクラスの座席数はA380だけで56席あり、この便はほぼ満席とのことでした。
今回は15泊という長旅なので、現地到着初日からしっかり動けるよう、とにかく体調を最優先にしたいと考えていました。実は、過去数回のハワイ旅行で、フライト中あるいは現地到着直後に体調を崩すことがあったのです。
原因は、急な気圧の変化や寝不足、その他にもいくつか考えられます。今回はその対策のため、食事の時間を調整できたらと考えていました。
搭乗 — 予定通り20時25分に開始(20:25)
54番ゲートでの搭乗は、予定通り20時25分頃にスタートしました。ビジネスクラスは優先搭乗があるため、スムーズに機内へ案内されます。
ANAビジネスクラスのシート
A380のビジネスクラスは、全席が通路に直接アクセスできる独立型の配置で、フルフラットに展開できます。隣席との間には仕切りが設けられており、プライバシーが確保されています。

シートをフルフラットにしたときの足元は十分な広さがあります。写真は暗がりでうまく撮れませんでしたが、身長があっても余裕を持って横になれます。

中央席の電動仕切りが便利——夫婦2人での利用に最適
夫婦で並んで座った中央の2席(ペアシート)には、間に高さがある青いパーテーション(仕切り板)があります。この仕切り板は電動ボタンで、簡単に上下調整が可能です。
仕切りを上げれば完全に独立しプライベートが保たれますし、下げれば2人で気軽に会話ができる仕組みになっています。今回は会話しやすいよう、仕切りを下げて使用しました。夫婦や友人同士での利用には、とても便利な設計だと感じました。

充電ポートはUSB-Aのみ——USB-Cは非対応
シートの充電ポートについて、ひとつ注意点があります。USB-Aのみ対応で、USB-Cは使用できません。近年のスマートフォンやタブレットはUSB-C対応が主流のため、変換アダプターを持参するか、搭乗前に端末を満充電にしておくことをおすすめします。
7時間半のフライト中に充電できないのは意外と不便ですので、事前の準備が大切です。

今回の過ごし方 — 食事タイミングを調整して睡眠を優先
機内に乗り込んですぐ、客室乗務員の方に声がけさせていただきました。通常は離陸後に提供される夕食を、着陸2時間前の軽食を提供される時間に変更できたら、という相談です。
食事を後ろにずらして、フライト中に少しでも睡眠時間を確保することで、体調を崩さないようにしたいと考えてのことでした。直近数回のハワイ旅行では、ハワイへ向かう機内で体調を崩すことが続いていましたので。
こうしたリクエストへの対応は航空会社や状況によって異なりますが、ANAでは快く引き受けていただけました。ANAビジネスクラスは、食事タイミングや内容のカスタマイズに柔軟に応じてもらえることがあります。「離陸後すぐに睡眠をとりたい」という方は、CAさんに相談してみてください。
リクエストが受け入れられたことで、離陸後すぐにシートをフルフラットにして眠りにつきました。フルフラットで横になれるビジネスクラスならではの快適さで、結果的に約4時間の睡眠を確保することができました。
その後に食事をいただき、しばらくゆっくりしていると、間もなく着陸態勢のアナウンス。おかげで、夫婦ともにいつもより体調が良い状態でハワイへ到着できました。
ハワイへのフライトは深夜便のため、現地時間の早朝に到着します。この時間帯のフライトで睡眠をうまく確保できると、時差ボケもある程度抑えられたようにも思います。過去に到着後の体調不良を経験した方には、食事タイミングの調整を試してみることをおすすめします。
機内食 — 和食と洋食を夫婦でシェア
着陸2時間前に夕食をいただきました。夫婦で和食と洋食を1人ずつ選び、シェアしながら食べます。

シャンパンは「フィリポナ レゼルヴ・パーペチュアル ブリュット」——2025年に名称刷新
お酒のメニューでまず目を引いたのがシャンパンです。ANAビジネスクラスで提供されているのは、フィリポナ社の「レゼルヴ・パーペチュアル ブリュット」。
フィリポナはフランス・シャンパーニュ地方の老舗メゾンで、独自の「ペルペテュエル製法(ソレラシステム)」を採用することで知られています。複数ヴィンテージをブレンドし続けることで、年ごとのブドウの出来に左右されない安定した品質と複雑な風味を実現する手法です。
商品名「レゼルヴ・パーペチュアル(永遠のリザーブ)」はまさにこの哲学を体現した名前で、2025年に旧名「ロワイヤル・レゼルヴ」から刷新されました。マイナーチェンジではなく、メゾンのアイデンティティを名前に込めた意義のある改名です。

アミューズからコースが始まる
食事はアミューズから始まります。一口サイズながら、素材と盛り付けへのこだわりが感じられます。

和食コース
和食コースは、日本の繊細な食文化を機内でも体験できる内容です。前菜や小鉢、そして主菜にいたるまで、それぞれのお皿には「ひと手間も二手間もかけられているなぁ」とひと目でわかる美しい品々が並びます。
日本料理ならではの美しい見た目と上品な味わいが、全体のバランスを考えながら本当に丁寧に盛り付けられています。出汁の風味や食材の組み合わせに、ANAが機内食にかけるこだわりが伝わります。

洋食コース
洋食コースもさすがビジネスクラスのクオリティで、どれも美味しくいただきました。目覚めてすぐ、シャンパンをいただきながらの食事だったこともあり、食べ終わる頃にはかなりの満腹感でした(笑)。

機内エンターテインメント —「MERCY/マーシー AI裁判」
食事の後はしばらくゆったり過ごします。夫婦で同じ映画を鑑賞することにしました。選んだのは2026年1月公開の「MERCY/マーシー AI裁判」。
AIが関わる裁判をテーマにした作品で、近い将来に本当に起こりそうな世界観がリアルに描かれています。エンターテインメントとして楽しみながらも、「本当にこんな未来が来るのだろうか」と少しだけ不安がよぎる、考えさせられる内容でした。
鑑賞途中で時間切れとなりましたので、続きは帰りの便で見たいと思います。

着陸直前 — 窓からコウリナを見下ろす
着陸態勢に入ると、眼下にオアフ島の景色が広がってきます。着陸5分前にはコウリナラグーン4の周辺やマラコレ港の上空を通過しているのが確認できました。
「もう少し左側が見えれば、これから10泊するマリオット・コウリナビーチクラブやコウリナラグーン3が見えたはず…」と思いながら、モニターに映されていた映像を撮りました。
目的地が眼下に迫ってくる感覚は、何度経験しても高揚するものです。

ホノルル到着 — 入国もスムーズ(現地時間9:10)
約7時間30分のフライトを経て、現地時間4時10分にホノルル空港へ無事到着しました。入国手続きも非常にスムーズで、着陸から空港を出るまで30分もかかりませんでした。
入国審査のレーンが空いていたことも重なり、ほとんど待ち時間なく到着ロビーへ出ることができました。
今回は機内での睡眠を約4時間確保できたおかげで、到着時の体調は、いつもより良好に感じられます。食事のタイミングを調整させていただけたことが功を奏したと思います。CAの皆さんに感謝いたします。

空港を出た後は、いつもお世話になっているハーツレンタカーへ向かいます。車を受け取り次第、コウリナへ出発します。この続きは次の記事でご紹介します。
ANAビジネスクラス搭乗を終えて
今回のフライトで特にお伝えしたいのは、食事タイミングの調整という選択肢です。ビジネスクラスでは、客室乗務員に相談することで食事スケジュールを柔軟に変更してもらえる場合があります。「到着後の体調が心配」「できるだけ長く眠りたい」という方は、搭乗後すぐに乗務員へ声をかけてみてください。
フルフラットシートで4時間以上の睡眠を確保できれば、到着初日から観光やアクティビティを思い切り楽しめる体調で臨めます。特に15泊のような長旅では、初日の体調が旅全体のスタートを左右しますので、ぜひ試してみてください。
▶ 次の記事:【2026年5月ハワイ旅行記:ホノルル空港①】ワイキキから空港チェックインを経て、ANAスイートラウンジへ



















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